・空飛ぶタイヤ
某金融ドラマの人気で一気に知名度の上がった池井戸潤氏の作品。リンク先のアマゾンの書評欄を読めば、大体のあらすじと、どこの会社の起こした不祥事(内部告発、リコール問題、補償)が元になっているのか、容易に理解できると思う。経済小説としても面白いし、大企業という本質も書かれてあるので、就活の合間にでも読んでみることをお勧めしたい。ただ、最近では三菱自工の社員でも、この本を読んだことがないという能天気がいることには驚きである。
なお、本作品はDVDもあるので、もし三菱自動車に内定したら学生のうちに観てみることをお勧めしたい。
・トヨタの闇
この本は三菱関係ではないが、日本自動車業界の雄であるトヨタの闇にスポットを当て、緻密な分析が行われた良書である。社会人になればわかるが、日本経済というのは、「困ったらトヨタ」というくらい、なんでもかんでもトヨタ式をお手本にする風潮にある。トヨタ出身の現場監督が「カイゼン」コンサルタントとしてやたらと執筆とか講演をしているし、日本経団連の要職には必ずトヨタ出身者が座る。一時期元気だったソニーなど白物家電が死に掛けている現在、トヨタ自動車は日本のものづくり代表としての揺るぎない地位を築いている。そんなトヨタの負の部分を知ることは、トヨタに限らず、日本の自動車メーカーで働く上で有用であろう。もちろん、同業の三菱自動車も、である。
・ドラマ 三菱自動車の真実2004 リコール隠し
これも説明するより、動画のプレイボタンをポチっと押してもらった方が早いので特に書かないが、当時を知る人に話を聞いたところ、大体合っているとのことであった…。
以上である。ただ、個人的には、これだけの不祥事を起こしておいて、倒産せずに、現在最高益を更新しているしたたかさを見ると、三菱グループで倒産する企業は、あと半世紀は現れないのではないかと思う。
以上である。ただ、個人的には、これだけの不祥事を起こしておいて、倒産せずに、現在最高益を更新しているしたたかさを見ると、三菱グループで倒産する企業は、あと半世紀は現れないのではないかと思う。
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